あなたが歌ってきたように

もちろん信じていた。

 

でも、

どこか覚悟はしている部分はあった。

 

 

あらためてこの人が好きだったんだと思い知らされた。

 

もしかしたら、あと少しでまた会えるかもしれない

と本気で思っていた。

 

2013年1月5日

オリックス劇場で見たあの人は本当に輝いていた。

5m先で歌う姿にしびれた。

 

 

あの日はこの2曲を目当てに行った。

今聞いてもやっぱりいいと思う。

まっさらな気持ちで聞けないことが残念すぎる。

あの日はこの歌のサビを間違えていた。

それをうまくごまかしてたのもあの人らしかった。

 

僕たちは、LとRで分かれた二人がいつかまた並ぶのを待ってたのに・・・。

 

全ては自分次第。

本当にそう思う。本人が一番分かっていると思う。

でも・・・、自分ではどうしようもできない、というのが薬の怖さなんだと改めて分かった。

 

前回の逮捕のあと、しばらく期間を空けてようやく聞けた歌声。

逮捕前の最新アルバムの名前は「SCRAMBLE」

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「SCRAMBLE」という歌があるにも関わらず、ツアー名は違ったし、MVさえもない。TV番組でも「SCRAMBLE」は歌われていなかった。

 

改めて「SCRAMBLE」を聞くと、苦悩が想像出来て切なくて泣けてきた。

 

勝手な想像だけど、薬が切れた時に出てきた言葉たちなんじゃないかと思えてくる。

 

まるでブレーカーが落ちたみたいに動けなくなった。

あの時に何が消えた。

命を誘う光の前に立っても埃ひとつも降り注いでこなかった。

 

心、この体もどこもすべてが隙間だらけだった

 

忘れない、そんな風に強く誓ったこともいつかまた折りたたんでる

 

目の前のコマをつまんで強く回してみた

指先の空で浮かぶ

 

孤独より寂しいだけのひとりの今がいい

だけど今日は

(SCRAMBLEより一部抜粋)

 

さいごに、今の心境・・・

 

イスの背もたれを抱いた

またがるように座った

あごをのせながら泣いた

この日、この時の気持ち

誰とも分け合わないで、どんなだったか覚えておこう

本当、本当に痛かった

泣いて、泣いても枯れなかった

死ぬほど泣いても生きていた

(cryより一部抜粋)

僕たちがあなたの歌声に救われたように、誰かがあなたを救ってくれたらいいのに。

 

2017年12月25日追記

この記事を書いて以降、皆さんもご存知のようにASKAさんは不起訴となった。

そして、ASKAさんから素敵なクリスマスプレゼントが届いた。

ありがとう。

また、あの時のASKAが目の前に鮮明に蘇ってきた。

傷つくのは怖いけど、メディアに惑わらされず、もう一度信じます。

 

投稿者プロフィール

松本 圭太
松本 圭太
大阪で活動するフリーランスのコピーライター。
「クレーム対応」、「趣味のプロレス話」、「子供との楽しい日々」を綴る当ブログには隠れファンが多い(隠れなくてもいいのに・・・笑)

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