ん?釣れないから面白い!?【隠岐の島釣行記】
先日、実家の島根に帰って父親と釣りに行ってまいりました。
午前2時に家を出発です。
はい、結構、本気のやつです(笑)
ちなみに大阪から実家に帰ったのは出発の4時間前。
ま、ほとんど寝てませんよね(笑)
午前2時に出発→午前3時半に七類港(しちるいこう:島根半島)に到着。
そこから船で一気に隠岐の島へ向かいました。
大型のフェリーは使わずに小型チャーター船で一気に直接、釣り場まで向かいます。
今回は磯ではなく防波堤に上がりました。
【釣り場:御波の沖波止(みなみのおきはと)】
到着は午前5時。
まだヘッドライトが必要な暗さですが足場がいいので安心です。
すぐに仕掛けを用意して、釣り開始。
朝マズメを逃さないように!
朝マズメ→夜が明けて明るくなり始めた時刻 から日の出までの時間。
ちなみに、日没前後から暗くなるまでの時間は夕(ゆう)マズメという。
いずれも魚が活性化しエサを摂る時間なので、マズメ時は釣りにはゴールデンタイム、時合いである。
最初はイカ狙いで餌木(えぎ)を投げて→沈めて→巻いて、を繰り返すも気配なし・・・。
そんな時は、仕掛けを変えて、ウキ釣りでグレ(クロアイ)狙いです。
しばらくするとスーっとウキが沈みます。
「エイッ!」と合わせます(竿を振り上げてハリを魚の口元に引っ掛けるイメージ)。
うっ!スゴイ引き!
手元にグングングンと魚が頭を振ってる感覚が伝わってきます。
「おや?もしかして鯛か?!」と思ったんですが・・・
結構なサイズのカワハギでした~。
500mペットボトルと比べるとこんな感じです。
で、コレが釣れたので、↑こんな感じで写真を撮ってたんです。
「わーい、わーい」って感じで。
そしたら、お父さんに「何をしちょーだ!釣れる時に釣れ!」と一喝されます。
はい、結構、本気の釣りですから(笑)
実際にこの後にパタッと釣れなくなりました。
ウキが流れていく方向が変わるんです。
いわゆる潮というやつで、ココのポイントの場合は外(沖)に流れる潮がいいんですが、ウキが内に流れだした途端にシーンとなります。
不思議です。
この待ちの時間を楽しめるか?というのが釣りの醍醐味だったりします。
(いや、違うか?笑)
いつも一緒に釣りに行っていたおじいちゃんが言ってた言葉があるんです。
「釣れないから面白い」と。
仕掛けを投げ入れるたびに狙った魚がバンバン釣れてばかりだったら面白くないだろ、と。
たしかに、
投げるたびに確実にストライクになるボーリング
100%景品をGETできるUFOキャッチャー
応援してる選手が一方的に勝つプロレス
って面白くないですよね。
釣りもなかなか思ったように釣れないから面白い。
だから釣れない時間も、海の中の様子を想像したり、仕掛けの深さを変えてみたり、エサのつけ方を工夫してみたりと、それはそれで楽しんでます。
仕事もそんな風に楽しもう、と思うと結構うまくいく気がします。
確実な方法なんかないんだから、いろいろと考えて工夫してみる。
時には思い切った仕掛けの変更が必要だったり、せっかく魚が掛かってもブチンと糸を切られたり、一人では持ち上げきれず仲間にタモですくってもらったり。
あっ、でもやっぱり大切なのは「釣れないから面白い」は「釣れた」から言える言葉でもあるってこと(笑)
ホントに一匹も釣れなかったら・・・。ねぇ?
仕事でも成果がでないとね(苦笑)
途中で雨もパラつきましたがすぐに上がって良かったです~。
あ、防波堤は風を遮るものがないので、強風の時はつらいです。
この日は一時的に風が強くて大変でした。
ビギナーの方、風で荷物が飛ばされないようにご注意を。
竿や道具を出した竿袋のチャックを空けておくと風をまともにうけて飛んでいくことがあります(経験あり・・・涙)
あっ、あと釣り場で荷物の紛失についてもう一つ注意が必要なのは・・・
分かりますか?
カラスです。
ほんとにカラスは頭がいい!腹が立つくらい!(笑)
リュックサックをあさってオニギリやパンを連れ去っていきます(経験あり・・・怒)。
ビニール袋ごと遠くへ持っていき、そこで袋をバリバリ破ってじょうずに食べるんです・・・。くー、悔しい。
今回も、ちょっと目を離すと荷物に近寄ってきます。
振り向くと離れます。
ダルマさんが転んだ状態です。
うちのお父さんはカラスが大嫌いです。
なので、カラスを本気で威嚇します。
真正面から張り合います。
釣りをしていると、背後で突然「ヴァーーー!!!」と大声でカラスを追い払うので、カラスよりむしろ僕の方が驚いてしまいます。
65歳男性の「ヴァーーー!!!」はかなり非日常を味わえます。
ただ、不意打ちはやめてほしいです。
話が逸れましたが、まとめると、釣りの際は食料は厳重に保管しましょう。
あとですぐに食べるから、とカバンやクーラーボックスから出しておくと、目を離した一瞬を奴らは狙ってます!
気がつけば魚よりもカラスに気持ちを持っていかれた感はありますが、そこそこに満足できるほどの釣果で夕方5時に納竿(ノーカン)となりました。
その後、帰りの船で想定外のトラブルに見舞われたものの・・・(汗)
※船のスクリューにロープが巻き付き海上で漂流→別の船に乗り換え。
まー、無事に家まで帰れたのでオールオッケーです。
帰宅が遅くなったにも関わらず、シャワーを浴びている間に煮つけを作ってくれたお母さん。
ありがとー。
見た目は悪いと言われる魚(グレ)ですが、美味しいんです。
ま、いろいろありましたが、やっぱり楽しかった。
これでまた仕事も頑張れます!
投稿者プロフィール
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大阪で活動するフリーランスのコピーライター。
「クレーム対応」、「趣味のプロレス話」、「子供との楽しい日々」を綴る当ブログには隠れファンが多い(隠れなくてもいいのに・・・笑)
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