革命のファンファーレ発売だというのに、そっち?

目次

革命のファンファーレ発売

2年後くらいには売れっ子コピーライターになってる予定の松本圭太です。

 

キングコング西野亮廣さんの新刊「革命のファンファーレ」がいよいよ明日、発売となります。

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

と、思っていたら、すでに店頭に並んでいる書店もあるらしい。

 

ネットですでに注文しているんですが、早く読みたいので書店で購入しようかとマジで悩んでます。

トークイベント(書籍つき)にも申し込み、amazonでも注文しているので、書店でも買うとなれば、計3冊。

覚悟が必要です。

 

何の覚悟か?

 

「なんで、おんなじ本が何冊もあるの?!」

と奥さんに怒られることは目に見えているから(苦笑)

 

そこまでしてこの本を読みたい理由とは・・・。

 

今でも初めて見た時のことを覚えている

キングコング(敬称略)を初めて見たのは大学1年生の時に見た関西の年末のお笑い番組「オールザッツ漫才」だった。

 

島根出身の僕は番組の存在すら知らなかったが、関西で育った先輩(落研)たちは当たり前のように話題にしていた。

おそらく、放送の翌日にビデオ録画したものを先輩の家で6人くらいで見たと思う。

 

「とんでもない奴らが現れた」とビデオを持参した先輩が言う。

「見た!あいつらな」と同調する人がいる。

 

それがキングコングだった。

その時はまだNSC(吉本のお笑い養成所)在学中で異例のTV出演だったと思う。

 

若手コーナーの漫才で持ち時間も1分か、2分だったのではないかと思うが、圧倒的なスピードを感じた。

キングコングの漫才中、本当に最初から最後まで腹を抱えて笑いまくっていた、・・・僕以外の5人は。

 

正直、僕はついていけなかった。

島根ののんびりトークで育ったせいか、笑いどころの前で先輩たちがすでに笑っているからか、は分からないが、その時は面白さが分からなかった。

 

記者会見ネタをしていた、「君と僕」の方が面白かったが、先輩たちは何度もキングコングを巻き戻して見ていた。

余談だが「君と僕」のヤナギブソンさんは今でも好きだ。

 

その後のキングコングの活躍はご存じの通りだと思う。

関西の賞レースは総なめ、全国区のレギュラー獲得と一気にスターへの階段を駆け上がっていった。

 

実は、その3年後に、僕もひっそりとNSCの門を叩いていた。

 

その話は今回の本題ではないので、別の機会として、簡単に言えば、僕は売れそうな気配もなく足を洗った。

エルマガ3

すでに東京で大ブレイクしていたキングコングさんとは面識もなくて、当然、TV以外の顔は、一般の視聴者と同じレベルでしか知らない。

1期上の先輩が、「西野さんと飲んだけどめっちゃイイ人」と言っているのを聞いたことがあるくらいだ。

 

その後、僕は別の仕事についた。

夢だった芸人になれず、人生にとんと落ち込んでいた。

分かりやすい挫折経験だった。

 

どこか、自分の過去にフタをして、特に目標もなく生きていたと思う。

 

魔法のコンパスが教えてくれたこと

そんな時に書店でふと、西野さんの著書「魔法のコンパス」を手にした。

どんな本かな?とめくってみた。

 

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

僕は、「はじめに」でやられてしまった。

 

そこには西野さんが考える「芸人」の定義が書かれていた。

 

進学校を卒業し、皆が大企業に就職していく中、「俺、芸人になる」と言っちゃう奴や、あと2年も働けば退職金を貰えるのに、その日を待てずに「沖縄で喫茶店を始める!」とか言っちゃうオヤジ・・・・・・そういう人達が、その瞬間にとっている ”姿勢” および、”そういった姿勢をとる人” のことを「芸人」と呼んでいる。

(「はじめに」より一部抜粋)

 

芸人になれなかった、と背中を丸めていた僕にこの言葉が突き刺さった。

 

「あの時のお前、ちゃんと芸人だったじゃん」と西野さんに言われた気がした。

そして、自分でも過去を振り返って、同じ言葉を自分にかけてやることができた。

スーっとモヤモヤが成仏した気がした。

 

30代半ばの男が、書店のタレント本コーナーで大粒の涙をボロボロ落としてしまった。

慌てて、本を閉じて、涙を止めるために、哲学書コーナーへ逃げた。

 

そのまま購入した「魔法のコンパス」は一気に読んだ。

 

今までの西野さんのイメージがガラリと変わった。

それまではネットーニュースに踊らされて炎上芸人と決めつけていたり、(ベタに)なんで絵本だしてんの?とも思っていたが、その真相が分かった。

 

この本には、飾らない言葉で西野さんの体験が書かれているので、とても読みやすいし、納得しやすい。

所々で、頭の中(考え)まで公開してくれるので妙な親しみまで湧いてくる。

 

フラットな目で見て、なにが世の中を面白くするのかが分かった気がした。

 

よくよく考えてみれば、僕が35才で仕事を辞めたのも、この本が「おりゃ」と背中を押したんだと思う。

 

トンデモナイことをしてくれたものである(笑)

 

コピーライターになる!とか言って35才を過ぎて若者に混じって頭をひねってる姿は、芸人チックで、プロレスラーチックで、我ながら変なヤツだ。

 

 

実際に会った西野さん

7月に滋賀県の信楽で「開催されたえんとつ町のプペル展」でお手伝いをさせてもらいました。

ここで西野さんの作品と、作品の「届け方」に触れることができました。

コレが、すごく貴重な経験となった。

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大阪から往復5時間かけて何度も通った甲斐があったというもんです。

トークショーも拝聴して改めて、西野さんの「考え方」と「行動力」と「素直さ」に心が動きました。

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もの凄い早さの時代の流れを、ここまで丁寧に分かりやすく教えてくれる人は他にいないと思ってます。

 

ちなみに信楽のトークショー終了後、突然の土砂降りの中、帰路につく西野さんと鉢合わせになった時のこと。

みんなが外の雨を見つめる中、館内からタクシーへ乗り込むために外へ出ようとする西野さんを見た息子が叫んだ。

「雨ー!雨だよー!外は雨ですよ!」

その声に気づいた西野さんは

「天才やな!うん、雨だ!教えてくれてありがとう。天才や!」と息子に歩み寄ってくれた。

息子も良いことしたぜ!と自慢げな顔(笑)

そのままなんと新作の絵本のキャラクターをスマホでチャチャっと出して見せてくれた。

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リアルで会った人は、このさりげない優しさに、そりゃファンになるわ。

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ちなみにこの日は、同期のこったんこと小谷くんとも久しぶりに再会できた。

小谷くんは、西野さんの話に必ずと言っていいほど出てくる、幸せな「ホームレス」だ。

久しぶりに会ったら、25キロ太ったと言っていてたまげた(笑)

ダンデライオン(コンビ名)だった頃の面影はない。

小谷くんの話も最高に面白いし、勇気をもらえるので、ぜひ知ってほしい。

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西野さんに興味が無い人ほど読むべき

さて、話を戻すと、いよいよ新刊「革命のファンファーレ」が発売となった。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

まだ、読めていない僕は昨夜、悔し紛れに「魔法のコンパス」を読み返した。

そして、こうして、今更ながら魔法のコンパスの紹介をしてしまった。

(普通は新刊の宣伝するだろ!)

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やっぱり、面白かった。

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

おそらく、しばらくはSNS上でも「革命のファンファーレ」の感想が飛び交うだろう。

毎日更新される西野さんの一筆書きのブログも面白いだけに、何度も推敲されたであろう「革命のファンファーレ」が面白くないはずがない。

 

キングコング西野 オフィシャルダイアリー

 

 

ここまで、やや気持ちが悪いくらいに、西野さんを褒めている僕ですが、

 

とても失礼な話だけど、

1年前までは西野さんに興味すら持っていませんでした。

(↑マジで失礼な話、ぶっ込んできた!)

 

でも、やっていることを知ったら、印象がグンと音を立てて変わっていきました。

そして、大げさなようだけど人生を楽しめるようになりました。

 

西野さんの体験談に比べればちっぽけだけど、西野さんの考え方に触れて、自分の考えが変わった、という体験談は僕のもの。

もちろん、その通りにしろ、とか、コレが正解、と押しつけるモノではありません。

こんな考え方もあるんだ、と知っておいて損はないことばかりです。

 

とくにトークショーではかなり出し惜しみなく、なんでも喋ってくれます。

行ける距離なら、絶対、行っとくべき。

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2017年9月大阪独演会より

 

11月に予定している僕の勉強会でも、そういった話を共有したいと思っています。

もし、興味ある方は、まもなく日程など決定しますので、それとなく気にしておいてください。

 

さて、そろそろ、大阪でも書店に並んでいるという情報も出てきたので、

 

覚悟を決めて、書店に行ってこようかな。

 

 

奥さんに怒られませんように・・・。

 

 

 

投稿者プロフィール

松本 圭太
松本 圭太
大阪で活動するフリーランスのコピーライター。
「クレーム対応」、「趣味のプロレス話」、「子供との楽しい日々」を綴る当ブログには隠れファンが多い(隠れなくてもいいのに・・・笑)

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