いいコピーを書くためには「いいコピーとは何か」を見分ける力が不可欠

目次

コピーライター養成講座基礎コース2017春期大阪教室

4月に開講した株式会社宣伝会議の「コピーライター養成講座基礎コース」に通っています。

目的はもちろん、コピーライターになるため。

そもそもコピーライターとは何なのか?

どんな仕事なの?

どんな生活スタイルなの?

儲かるの?

モテるの?(笑)

分からないことだらけです。

分かんないことだらけなので、ここはもう開き直って、スポンジのようにいろんなことを吸収してやろうと思ってます。

さて、それでは早速、昨日の講義の気づきを記していきますね。

本当に大事なことは「書く力」より「見分ける力」

講義日2017年5月20日(土曜)

講師:株式会社電通 野原靖忠さん

 

いいコピーを書きたい!

という思いはライターであれば持っているだろうし、持つべきですよね。

じゃ、「いいコピー」って何?

ってことが凄く重要。

書いたものが「いい」か「悪い」かの判断基準。

 

「なんとなくいい」という曖昧な感情論では通用しないはず。

(それでOKの時もあるだろうけど)

 

なにがいい?なにが悪い?

という明確な指標がないものか・・・

 

と思っていたら、いきなり講師の野原さんが教えてくださいました!

 

その答えは、「新しい価値観」

 

新しい価値観の提案

いいコピー=新たらしい価値観の提案をしている

最初に聞いたときは「ん?・・・それってどういうこと?」と思いましたが、順に説明を聞いていくと「なるほど!」と納得したので、ここでも順番に実例もあげて説明します。

 

まず、新しい価値観とは、

「わ!そんな使い方あったんだ!」

「え?そんなの知らなかった!」

「あ!そうか、その手があったか!」

というように、すでにあった既成概念を壊し、新しいイメージや新しいライフスタイルや新しい使い方を提案することです。

 

実際に商品のキャッチコピーとして長年使われているものを見ていくと、この「いいコピー」という定義がよく分かります。

 

そうだ 京都、行こう

JR東海が首都圏、中京圏から京都への観光を誘致するPRです。

もう、20年以上のロングセラーコピー。

関西ではあまりお目にかかりませんが関東では頻繁に目にするようです(講師談)

 

まず、このコピーが「いいコピー」か「悪いコピー」か

 

・・・言うまでもなく「いいコピー」です。

 

では、このコピーが

「京都、行こう」とか「歴史の街、京都へ行こう」だったとしましょう。

これでは何の新しい価値も提案していない・・・。

と、いうことで、凄いのは「そうだ」です。

そうだ、というのは思いつきの言葉ですよね。

 

それまでは京都旅行といえば、距離的に遠くてガッツリと準備と下調べが必要というイメージだったわけです。

大阪在住の僕が、東京に行くとなるとちょっと身構えるみたいな感じかな。

 

それが、「そうだ」と言う言葉によって

「いやいや、簡単に行けるよ」

「新幹線で意外と近いんだよ」

「気軽に行ってみなよ」

という新しい価値観を提案してるんですね。

 

そうだ 京都、行こう

 

そんな深い言葉だったんだ・・・

コピーって面白いなぁ。

 

まず大切なことは自分が「いい」と思うコピーを見つけること

野原さんが最後におっしゃったこと。

まずは自分が「いい」と思うコピーを見つける。

そして大事なことが、その後に、なぜ「いい」と思うのか?を分析して自分の答えを出すこと。

なんとなく「いい」と思うのは素人でも出来ること。

はっきりと「いい」と理由を語れるのがプロ。

 

うん!なるほど。

 

まずはこれを実践したいと思います。

 

おまけ

ほかにも「いいコピー」の例として

白いクラウン

アサヒスーパードライ

ウォークマン

なども出てきて「新しい価値観」について考える充実した講義でした。

当時の背景などもあるし、今となっては当たり前でも当時は斬新な切り口だったものばかり。

まだまだ始まったばかりの講座ですが、これからも楽しみ。

 

なんにも考えずに「言葉」に触れるより、これからはもっと「言葉」を意識出来そうです。

よし、今日もまた、コピーライターに一歩だけ近づいた。

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投稿者プロフィール

松本 圭太
松本 圭太
大阪で活動するフリーランスのコピーライター。
「クレーム対応」、「趣味のプロレス話」、「子供との楽しい日々」を綴る当ブログには隠れファンが多い(隠れなくてもいいのに・・・笑)

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