おばあちゃんのコーラス

僕のおばあちゃんは80歳を過ぎているんですが、とても元気です。

今でも実家に帰れば、孫の僕を可愛がってくれるし、もちろん奥さんや息子にも優しくしてくれます。

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で、実家に帰るといっつもちょっとショックなことがあります。

 

本当に、これは一緒に住んでいない僕が言う権利なんて全くないのは分かってるけど・・・、

もう少しみんな、おばあちゃんに優しくしてほしいなぁ、って思っちゃいます。

歳も歳なんだから、物忘れがあってもしょうがないじゃん。

そりゃ、ずっと一緒にいたら、あれが出来てない、あれをやってない、こんなことばっかりしてる、って気持ちになるのは分かるけど・・・。

過去のことを持ち出してもしょうがないじゃん。

やられたから、やりかえすの?自分がされて嫌なことは人にもしちゃいけないんじゃないの?

 

ただ、これは家族と言えど、それぞれの立場や思いがあるから、僕がとやかく言う事でもないかな、と思ってます。

※誤解なきよう・・・、おばあちゃんがヒドイ仕打ちを受けてる訳ではありません。でも、ほんのちょっと、もうちょっと優しくしてあげれるんじゃないかな(言葉遣いや態度)・・・なんて。

 

なので、数年前から実家に帰る時に僕が密かに決めてることがあります。

なんてことはないけど、おばあちゃんに優しくすること。手伝ってほしいことがあれば快く引き受ける。

今は一緒に住んでいない僕が出来る「せめてもの」こと。

焦らない、イライラしない、同じこと聞かれてもちゃんと答える。

そりゃ、毎日同じコト聞かれたり、毎日同じ注意しても直らない、とかならイライラするかもしれないけど、数日なら笑顔で対処できるし。

(実際には毎日同じことを聞いてくるとかはないですよ。歳の割にはしっかりしてる方だと思います)

 

先日、お盆に実家に帰った時に、おばあちゃんの趣味のコーラスの発表会があったんですね。

家族はおばあちゃんの趣味に興味はないし、おばあちゃんも言わなかったみたいです。

で、おばあちゃんが出掛ける直前に、兄の奥さんにポロッと「ほんとは見に来てくれると嬉しんだけどな」って言ったそうです。

 

その話を聞いて、僕はすぐに出かける準備をしました。

「行こう、絶対行こう」

僕と奥さんと、兄の奥さん、そして子供たちも連れておばあちゃんの発表の場へ行きました。

 

そこではおばあちゃんのとってもイキイキしている姿を見ることができました。

おばあちゃんもコチラに気づいて、驚いたような、とっても嬉しそうな顔をしていました。

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そして、その場で息子が本当にイイ仕事をしてくれました。

なにか教えたわけでもないのに、絶妙のタイミングで。

僕はそれに涙が出そうになりました。

で、兄の奥さんがそのシーンをカメラにおさめてくれていました。

※コーラスの映像なので音が出ます。
※音を出して聞いてほしいです。
※お祭りをしているので会場外のBGMもうるさいです(笑)

 

このYoutubeは別に公開目的じゃなくて、家族用、おばあちゃん用に、と思ってアップしたものです。

 

後半の息子の歌に癒されまくります(←たぶん、僕だけ(笑))

 

『皆さんも一緒に「うみ」を歌いましょう』にエグイ位のフライングをかまし、要所要所にアクセントを効かせた歌声が響き渡ります(笑)

何回聞いてもイイ!(←たぶん、僕だけ(笑))

 

家に帰ってからも、翌日も、おばあちゃんは何回も「嬉しかった」と言ってました。

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それを聞いて僕も嬉しかったし、やっぱり見に行って良かった、と思いました。

 

だれかが喜べば自分も嬉しい。

ちょっと優しい気持ちを持って行動すれば、自分に帰ってくる。

 

 

そんなことを思いながらも、

 

いま、

 

ゴミ箱にビニール袋をセットしないままゴミを捨てる兄(院長)に腹を立ててる僕はまだまだです(笑)

投稿者プロフィール

松本 圭太
松本 圭太
大阪で活動するフリーランスのコピーライター。
「クレーム対応」、「趣味のプロレス話」、「子供との楽しい日々」を綴る当ブログには隠れファンが多い(隠れなくてもいいのに・・・笑)

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